2002年4月7(日)2:00PM〜

桜の開花の早かった今年、新緑が芽吹き、山桜満開の山のホールで加藤巡さんの2回目の演奏会を開催いたしました。


フロフイール

加藤 巡(Piano)
国立音楽大学を経て、1995年同大学院を修了.これまでにピアノを佐藤玲子、鹿野小百合、池沢幹男、H.ピュイグ=ロジェの各氏に、 ピアノ、室内楽等を小林道夫氏に師事。1998年より演奏活動を始め、「繊細なタッチ」(月刊ショパン)と評される.1997年には国立音楽大学大学院創設30周年記念演奏会として、母校講堂でソロ・リサイタルを行いまた小林道夫氏と共演したバッハの協奏曲は新聞等で高<評価された。1998年、99年の東京でのソロ・リサイタルも大成功を収めた他、伴奏、室内楽等、各地で幅広い活動をしている。東京成徳短期大学講師。



プログラム

J.S.Bach(1685-1750)
イタリア協奏曲ヘ短調 BWV971
Allegro-Andante-Presto
R.Schumann(1810-1856)
幻想小曲集 Op. 12
夕べに  飛翔  なぜに  気まぐれ
夜  寓話  夢のもつれ  歌の終わり

板本 勝百(いたもと かつと)
M42(NGC 1976)
大星雲のパヴァヌ

L.V.Beethoven(1770-1827)
ピアノソナタ第17番 二短調 Op. 31-2
「テンペスト」
Largo・Allgro-Adagio-Allegretto


プログラムノート

J.S.Bach イタリア協奏曲ヘ短調 BWV971
当時イタリアで流行していた協奏曲の様式が取り入れられている。本来は2段鍵盤をもつチェンバロのための曲。1734年完成

R.Schumann 幻想小曲集 Op.12
それぞれ標題をもつ。1838年完成

板本 勝百 M42(NGC 1976) 大星雲のパヴァヌ
翼を広げた鳥のようなオリオン大星雲には今も新たな星が次々と誕生している。 悠久の時の流れの中で、それは、スペイン宮廷で始まった荘厳で優美な舞踏曲パヴァヌを連想させる。 1999年完成

L.V.Beethoven ピアノソナタ第17番ニ短調 Op. 31-2 「テンペスト」
この曲を理解する鍵を与えてほしいと言われ、「シェイクスピアのテンペストを読め」と答えたとされることからこの名がついた。                               1802年完成